国立代々木競技場第一体育館は、東京都渋谷区神南の代々木公園に隣接して建つ屋内競技場です。1964年の東京オリンピックの水泳会場として丹下健三の設計で造られ、2本の柱からケーブルで屋根を吊る構造で知られています。現在はバスケットボールなどの競技に加えて、コンサート会場として使われる日のほうが多くなっています。座席数はおおよそ12,900席です。
「代々木第一体育館のキャパは何人?」
「2階スタンドからステージは見える?」
「終演後の原宿駅はどれくらい混む?」
と調べている人に向けて、この記事では、初めて代々木第一体育館へ行く人が迷いやすいキャパ、湾曲した客席の見え方、アクセス、荷物の預け先、ホテル選びをまとめて確認できるように整理します。
先に結論
- 座席数は約12,900席。コンサートではステージ裏を閉じるため、実動員は8,000〜12,000人規模。
- 最寄りは原宿駅と明治神宮前駅。どちらからも徒歩5分。渋谷駅からは徒歩15分。
- 会場が左右非対称に湾曲していて、ステージを正面から見られる席がほとんど無い。
- 会場内と原宿駅のコインロッカーは公演日にすぐ埋まる。荷物はホテルか渋谷・新宿の駅に預けてから向かう。
- ホテルは徒歩15分の渋谷、数と価格の新宿が候補。
目次
Toggle代々木第一体育館のキャパは約12,900人
座席数は合計でおおよそ12,900席、最大構成で12,934席とされています。内訳は次のとおりです。
| 席種 | 収容の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| スタンド1階・2階 | 約8,636席 | 南北に分かれ、それぞれ1階と2階がある固定席 |
| アリーナ席 | 最大約4,124席 | ステージ位置で配置と数が変わる可動席 |
| 車いす使用者席・来賓席など | 約140席 | 介添者席や来賓席を含む |
| 合計 | 約12,900人 | コンサートの実動員は8,000〜12,000人規模 |
この12,900という数字は、アリーナを客席として最大まで使った場合の値です。コンサートではステージを片側の端に組む構成が通例で、そのときステージ裏にあたるスタンドは開放されません。巨大なスクリーンや音響の機材席でつぶれる区画も出ます。実際の動員は1万人前後、演出によっては1万人を切る日もあるようです。チケットの取りやすさを見積もるなら、12,900ではなく1万人を基準にしたほうが近い。

基本情報
| 正式名称 | 国立代々木競技場 第一体育館(こくりつよよぎきょうぎじょう だいいちたいいくかん) |
|---|---|
| 所在地 | 〒150-0041 東京都渋谷区神南二丁目1番1号 |
| 開館 | 1964年 |
| 設計 | 丹下健三。2本の支柱からケーブルで屋根を吊る構造 |
| 座席数 | 約12,900席(最大12,934席) |
| 最寄り駅 | JR山手線「原宿」、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」から徒歩5分 |
| 改修 | 2019年から2020年にかけて天井や設備を改修 |
| 主な用途 | コンサート、バスケットボールなどの屋内競技、式典 |
会場は代々木公園と明治神宮に挟まれた立地で、周囲に商業ビルが少ない。開演前の待機や物販の列は公園沿いの並木道にできることが多いようです。
アクセス・最寄り駅
原宿駅から徒歩5分(北側・原宿口)
JR山手線の原宿駅が会場のいちばん北側に近い駅です。表参道口または東口を出て、神宮橋の交差点を渡り、代々木公園側の原宿門から敷地に入るとすぐ第一体育館の原宿口に着きます。信号待ちを含めて5分程度。原宿駅から来た人は北スタンド側が近くなります。
明治神宮前駅から徒歩5分
東京メトロ千代田線と副都心線の明治神宮前〈原宿〉駅からも同じくらいの距離です。2番出口が原宿駅の表参道口に近く、そこから先は原宿駅と同じルートになります。雨の日は地下通路を使えるぶん、こちらが歩きやすい。
渋谷駅から徒歩15分(南側・渋谷口)
渋谷駅からも歩けます。会場の南側にある渋谷口に着くルートで、代々木公園のけやき並木を抜けて向かいます。この駅を覚えておく価値は、行きよりも帰りにあります。終演後の原宿駅は混雑がひどく、後述のとおり入場規制がかかる日もあるので、逆方向の渋谷まで歩いてしまう人が一定数います。
主要駅からの所要時間
| 出発地 | 経路 | 所要 |
|---|---|---|
| 渋谷駅 | JR山手線で原宿まで1駅、または徒歩 | 電車2分/徒歩15分 |
| 新宿駅 | JR山手線で原宿まで2駅 | 約5分 |
| 東京駅 | 中央線快速で新宿、山手線で原宿 | 約25分 |
| 品川駅 | JR山手線(外回り)で原宿まで | 約15分 |
| 羽田空港 | 京急線で品川、山手線で原宿 | 約45分 |
| 成田空港 | 成田エクスプレスで渋谷、山手線で1駅 | 約80分 |
山手線の原宿駅は改良工事で東口と西口が分かれています。代々木公園と会場へ向かうのは西口側の神宮橋方面です。休日は竹下通りへ向かう人の流れが強いので、出口を間違えると人混みで足止めされます。
車で行く場合
敷地内の駐車場は約100台と少なく、公演日は早い時間に満車になります。周辺は明治神宮と代々木公園に囲まれてコインパーキングも多くありません。電車で行くのが無難です。
座席・見え方のポイント
| 席種 | 見え方の特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| アリーナ席 | 公演ごとに配置が変わる。前方の花道沿いは近い。後方は平面のため前の人の頭がステージに重なる。ステージ裏は基本的に開放されない | 近さと臨場感を優先したい人 |
| スタンド1階(A〜Lブロック) | ほどよい傾斜があり、ステージとの目線が近い。Lブロック側がステージ寄り。A・Lの前列はトロッコの乗り降りが至近になる当たり席とされる | 全体の見やすさと近さのバランスを取りたい人 |
| スタンド2階 | かなり高く傾斜も急。会場全体は見渡せるがアーティストは小さい。照明とペンライトの演出を楽しむ席 | 価格を抑えて全体の雰囲気を味わいたい人 |
| 南北スタンドの端 | 会場が湾曲しているため、どの席もステージを斜めから見る形になる | 正面にこだわらず近さを取りたい人 |

ステージを正面から見られる席がほぼ無い
この会場でいちばん先に知っておきたいのは、客席の形です。代々木第一体育館は屋根を吊る構造の都合で客席が左右非対称の曲線を描いていて、ステージを真正面からとらえられる席がほとんどありません。
コンサートではステージを南北どちらかの端に組みます。すると多くの席は、ステージを斜め前から見る配置になります。武道館のような左右対称の会場を想像していると、席番を見たときに戸惑います。逆に言えば、どの席も多少は斜めからと割り切ってしまえば、当たり外れの幅はそこまで大きくありません。1万人規模なので、端の席でも演者との距離は開きにくい。
2階スタンドは高さと傾斜を覚悟する
2階席は段差が大きく、前方の手すりから下をのぞくと足がすくむ、という声が多い席です。ステージからも遠く、双眼鏡なしだとアーティストの顔の判別は難しい。全体の構成や照明を俯瞰する席だと考えて、期待値を合わせておくと楽しめます。
双眼鏡は1階で8倍、2階で10〜12倍
スタンド1階の後方やアリーナ後方なら8倍前後で足ります。2階席は距離があるので10倍から12倍を目安にすると顔まで追えます。ただし倍率を上げるほど手ブレが増えるので、脇を締めるか、簡易の一脚を用意すると見やすい。
コインロッカーと荷物の預け先
会場内にもロッカーはありますが数が限られ、公演日は開場前に埋まります。原宿駅と明治神宮前駅のロッカーも同様で、昼過ぎにはほぼ空きが無くなるようです。
| 預け先 | 状況 | 使えるか |
|---|---|---|
| 会場内ロッカー | 数が少ない | 開場前に埋まる |
| 原宿駅・明治神宮前駅 | 公演日は昼過ぎに満杯 | 朝早ければ可能 |
| 渋谷駅・新宿駅 | 大型ロッカー多数 | 日帰りならここ。会場から少し離れているぶん残っていることが多い |
| 宿泊するホテル | 制限なし | 最も確実。チェックイン前でも預かる宿が多い |
結論としては、宿泊するならホテルに預けてから会場へ向かう。日帰りなら原宿を避けて渋谷か新宿のロッカーを使う。原宿駅のロッカーを当てにして現地で探し回るのがいちばん時間を失います。
ライブ遠征のホテル選び
会場の周りは明治神宮と代々木公園で、原宿・表参道側はホテルの数が少なく単価も高め。徒歩15分の渋谷か、山手線で数分の新宿まで視野を広げたほうが、条件の合う部屋を取れます。
| 宿泊エリア | 会場まで | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 渋谷 | 徒歩15分 | 終演後に原宿駅の規制を避けて歩いて帰れる。深夜まで開く飲食店が多く、打ち上げに困らない | 週末は満室が早く、価格も一段高い |
| 新宿 | 山手線で約5分 | ホテルの数と価格帯が最も広い。女性専用フロアや深夜チェックイン対応の宿が多い。翌日の移動先を選ばない | 会場までは歩けない。新宿駅構内の移動が長い |

迷ったら渋谷です。終演後に1万人が原宿駅へ流れ込み、入場規制で改札の外に列ができる日があります。逆方向の渋谷まで歩ける宿にしておくと、その混雑をまるごと避けられます。
近さ重視なら、渋谷エリアが第一候補です。会場まで徒歩15分で、終演後に混み合う原宿駅を使わずに帰れます。開演前の時間も飲食や買い物で潰せます。
数と価格で選ぶなら、新宿エリアが使いやすいです。ホテルの母数が多いぶん直前でも部屋が見つかりやすく、予算に合わせて幅広く選べます。山手線で原宿まで数分なので、行き帰りの負担も小さい。
宿泊予約サイトの選び方
同じホテルの同じ部屋でも、予約サイトによって数千円変わります。代々木第一体育館の公演日は渋谷や新宿のホテルが一斉に動くので、比較する手間が効きやすい会場です。
使い分けは遠征ホテルの賢い予約術で詳しく書いています。海外サイト経由で価格が変わる仕組みはホテル予約のVPN活用法もどうぞ。
予約前に確認したいチェックリスト
- チェックイン前に荷物を預かってもらえるか(会場と原宿駅のロッカーが埋まりやすいため)
- 公演翌日にチェックアウト後の預かりが可能か
- 終演後の時間帯に会場から歩いて帰れる距離か
- チケットの座席とスタンドの入場口(原宿口・渋谷口)が判明しているか
- 物販の開始時刻が公式サイトで告知されているか
- 2階席なら10倍前後の双眼鏡を用意したか
グルメ・時間つぶし
原宿・神宮前のカフェと路地
開演前の食事は原宿側で取れます。竹下通りは行列と人混みで時間が読めないので、キャットストリートや神宮前の裏路地に入ったほうが落ち着いて座れます。公演前は表参道側のチェーンカフェも混むので、開演2時間前には席を確保しておきたい。
代々木公園で待つ
物販や開場を待つあいだは代々木公園が使えます。会場のすぐ隣なので移動の負担が小さい。芝生と木陰があり、天気が良ければベンチで過ごせます。夏は日差しが強く水道の近くに人が集まるので、飲み物は先に買っておくほうがいい。雨の日は屋根が無いので、原宿駅の商業施設か表参道のカフェに切り替えることになります。
物販は屋外の並木道
グッズ販売は会場外の屋外スペースで行われるのが通例です。代々木公園寄りの並木道に列ができます。屋根が無いので、雨なら傘、夏は日傘と水分を持って並んでください。販売開始の時刻は公演ごとに違うので、当日の朝に公式サイトを確認するのが確実です。
よくある質問
代々木第一体育館のキャパは何人ですか?
座席数は合計で約12,900席、最大構成で12,934席です。スタンドが約8,636席、アリーナが最大約4,124席という内訳。ただしコンサートではステージ裏を閉じるため、実動員は8,000〜12,000人規模になることが多いです。
最寄り駅から会場まで何分かかりますか?
JR原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅のどちらからも徒歩5分です。渋谷駅からは徒歩15分ほど。終演後は原宿駅が混むので、渋谷まで歩いて乗る人もいます。
コインロッカーはありますか?
会場内と原宿駅・明治神宮前駅にありますが、数が少なく公演日はすぐ埋まります。宿泊するホテルか、渋谷駅・新宿駅の大型ロッカーに預けてから向かうのが確実です。
2階スタンドからステージは見えますか?
見えますが、段差が大きく距離もあります。アーティストの表情まで追うなら10倍から12倍の双眼鏡が必要です。全体の演出や照明を俯瞰する席だと考えてください。
終演後の原宿駅は混みますか?
混みます。1万人規模の観客が集中し、入場規制がかかって改札の外に列ができる日もあります。急がないなら会場周辺で時間をおくか、代々木公園沿いを歩いて渋谷駅から乗るほうが早い場合があります。
まとめ|キャパ・座席の癖・原宿駅の規制・ホテルを先に押さえる
- 座席数は約12,900席。コンサートの実動員は1万人前後
- 原宿駅・明治神宮前駅から徒歩5分。渋谷駅からは徒歩15分
- 客席が湾曲していて、ステージを正面から見られる席はほぼ無い。斜めから見る前提で席を読む
- 2階スタンドは高さと傾斜がきつい。双眼鏡は2階で10〜12倍
- 会場と原宿駅のロッカーは早い時間に埋まる。荷物はホテルか渋谷・新宿の駅へ
- 終演後の原宿駅は入場規制がかかる日がある。渋谷まで歩ける宿にしておくと混雑を避けられる
1万人規模のホールとしては、端の席でも演者との距離が近い会場です。席の形に一喜一憂しがちですが、始まってしまえば大きな外れはそう出ません。荷物と帰り道の段取りだけ先に済ませて、あとは公演に集中してください。















